学校概要説明

本校は、平成27年4月に開校した普通科「定時制(昼間コース・夜間コース)」「通信制課程」を併設した高等学校です。

【定時制】

・自分の生活リズムに合わせて、午前の時間・夜間の時間のいずれかに所属し、学習します。

・自分の進路や興味・関心に合わせて、午後の時間に開講する多彩な科目を選択することができます。

・3年間もしくは4年間で卒業をめざします。

【通信制】

・家庭での自学自習を進めながら、日曜日等に開講するスクーリング(登校学習)に参加します。

・3年以上在籍して、必要な単位を修得すると卒業できます。

Q&A

【授業・学校生活】

Q.不登校経験があり、高校でも授業に出られるかどうか心配です。
A.スクールカウンセラーといった専門家を配置するなど、一人ひとりに寄り添って、さまざまな悩みや相談にもていねいに相談できる体制です。学習面でも、少人数展開の授業や、個別指導など、ていねいにサポートします。

Q.授業は、どのような時間割で受ければいいのですか。
A.「午前の時間」または「夜間の時間」の授業(1日4限)に加え、「午後の時間」の科目(進学や就職に向けた学習等)を選択することもできます。担任と十分に話し合い、自分自身の時間割を決定してください。

Q.「午後の時間」では、どのような活動ができるのですか。
A.「進学・就職に向けた科目」や「スポーツ」、「芸術」など、特色ある多彩な科目から一人ひとりの進路実現や興味・関心に合わせて柔軟に選択して学習することができます。「部活動」や「地域活動」、「勤労体験」、「ボランティア活動」などに参加することもできます。また、学校を、地域の「スポーツ活動」の場や「文化活動」の場、「伝統工芸などを学べる」場とします。

Q.卒業するには・・・
A.自分が主として選択した所属で学習を行い、4年で卒業します。また、他の時間の授業の受講、資格取得等の単位認定により、卒業に必要な単位を修得すれば、3年で卒業することができます。

Q.どのような学校行事がありますか?
A.文化祭、体育大会、修学旅行などがあり活発に行われています。

【卒業後の進路】

Q.進学を考えています。
A.大学・短大・専門学校への進学に対応できる授業を開講しています。それぞれ必要な力をつけていけるよう、ていねいにサポートします。

Q.就職を考えています。
A.ていねいな面接指導を行い、就職に必要な力がつくようサポートします。職業人としての心構え、ビジネスマナーなども学べます。また、学習面でも、就職試験に対応できる学力をつけるよう、授業が設定されています。また、就労支援や在学中の就労相談(アルバイトも含む)にも専門家がていねいに対応します。

【部活動】

Q.部活動について教えてください。
A.「午後の時間」など、自分のペースの時間の授業(1日4限)以外の時間は自分自身で決めることができますので、部活動に十分な時間をかけることもできます。
A.各部の状況に応じて、高等学校体育連盟、高等学校文化連盟、高等学校野球連盟等に属し、大会やコンクールに出場することができます。 単独で出場する方法だけでなく、連盟等の規定に応じて、通信制は伊都中央高校と紀の川高校の合同チーム(平成29年度まで)で出場が可能な場合もあります。

【制服について】

Q.制服はありますか。
A.決められた制服はありません。学習にふさわしい服装で登校してください。ただし、入学式・卒業式などの儀式的行事の際には、その場にふさわしい服装が必要です。 また、現在「標準的な学習服」について検討をしています。

校  章

【校章デザイン】

原 画 : 野田 幹也(のだ みきや) <和歌山県立伊都中央高等学校 初代校長>
監 修 : 池田 秀峯(いけだ しゅうほう) <紀州高野組子細工師>
作 画 : 養田 敬子(ようだ けいこ) <似顔絵作家>

【デザインの意味や内容の説明】

○ 校名となった「伊都中央高等学校」の「いと」には「伊都」という字の他、「糸」が当てられる用例が見られることや学校の所在地である高野口周辺がその昔養蚕地であったことなどから、「カイコガ(蚕の蛾)」をモチーフとした。
○ はねを広げたカイコガとすることで、夢の実現に向かって挑戦する志をもち、自らの未来を切り拓こうとする伊都中央高校生の姿を象徴的に表現した。
○ カイコガの輪郭は柔らかな曲線とし、かつその曲線に強弱(太い・細い)を付けることで、伊都中央高等学校を語る際のキーワードである「flexible(柔軟性のある)」を象徴的に表現した。
○ また、このカイコガは伊都地方をも表しており、伊都中央高等学校が伊都地方のほぼ中央に位置することから、中央に「」の字を配し、「」という字の下の三本線は清流紀ノ川の流れを表すとともに、両手で「」を包み込む様子をイメージし、伊都中央高等学校が地域に支えられ、地域とともにある学校であるという学校創立の理念を象徴的に表現した。
○ 伊都中央高等学校は、世代を超えて多様な人が集う、地域における「生涯学習」のセンター的な役割の学校である。このことから、「」という字の中の「△」「□」「○」の3つは、伊都中央高等学校の学舎に集う人々(教職員、生徒、地域住民等)が互いに鍛え合い、支え合い、学び合う姿を象徴的に表現した。

校  歌

【校歌】校歌(1番)が流れます

【校歌】校歌(演奏のみ)が流れます

【楽譜】(PDFファイル)

【作者】

作詞 : 朝倉 修(あさくら おさむ) <札幌市在住>
作曲 : 朝倉 修(あさくら おさむ)
補作 : 鈴木 勉(すずき つとむ) <和歌山県教育委員会指導主事>

【歌詞】

一 青雲なびく 高野の峰
  希望を奏で 風が舞う
  育む英知 磨く徳
  立志の瞳 たくましく
  伊都中央高校 我が母校
  開ける明日へ 進みゆこう

二 沃野潤し 滔々と
  紀の川の水 澄むところ
  重ねる努力 描く夢
  進取の気概 たゆみなく
  伊都中央高校 我が母校
  集い学びつ 励みゆこう

三 歴史彩る 応其ケ原
  勇躍の意気 溢れ湧く
  掲げる理想 尽くす礼
  協働の虹 鮮やかに
  伊都中央高校 我が母校
  新たな時代を 担いゆこう

【校歌に込めた思いなどの説明】

○ 高野山、紀ノ川、地域の歴史などを題材に、一番が「立志」、二番が「進取」、三番が「協働」というテーマで、伊都中央高等学校の生徒たちが、自主的に学び、認め合い、協力し、夢を広げ、理想も高く、学び、励んで欲しいという思いを込めて作詞した。
○ 曲は生徒の声域を考慮し、音域をほぼ1オクターブ以内とし、夢や希望、明るい未来を想像できるようなポジティブな曲調で、合唱曲としても、ブラスバンド曲としてもアレンジできるよう、心がけた。

学校沿革

[平成25年9月26日]
 「伊都地方における県立高等学校再編整備についての保護者等説明会議事概要」公表。
[平成25年10月21日]
 「和歌山県立高等学校再編整備 第2期(後期)実施プログラム」公表。
[平成26年2月5日]
 「新しいタイプの高等学校についての『Q & A』」公表。
[平成26年6月27日]
校名を  「和歌山県立伊都中央高等学校」に決定。
[平成26年7月4日]
 和歌山県立伊都中央高等学校開校準備委員会発足。
 事務局を和歌山県立伊都高等学校内に置く。
[平成26年8月26日]
 和歌山県立伊都中央高等学校説明会開催。
[平成26年11月8日]
 和歌山県立伊都中央高等学校説明会開催
[平成27年4月1日]
 定時制課程(昼間コース・夜間コース)及び通信制課程を併せ持つ和歌山県立伊都中央高等学校開校。
 初代校長 野 田 幹 也 就任。
 定時制は、県立伊都高等学校と同一校地。
 通信制は、県立紀の川高等学校と同一校地。
[平成27年4月9日]
 開校式、第1回入学式挙行。
 校歌・校章披露。
[平成28年4月1日]
 第2代校長 栗 原 充 司 就任。
[平成28年4月11日]
 第2回入学式挙行。
[平成29年4月11日]
 第3回入学式挙行。
[平成31年4月1日]
 第3代校長 川 久 保 尚 志 就任。
[令和3年4月1日]
 第4代校長 角 谷 晴 生 就任。